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2015年07月31日

MRI検査と手術説明(フォンタン)

今日は、カテーテル検査後のMRI撮影の為、日帰り入院でした。

最初に、計測と感染チェックから。
計測の結果は…

身長は、 77㎝。(前回より、+2.6㎝)
体重は、10430g。(前回より、+830g)

いよいよ、10kgの大台を突破!

感染チェックは、問題なしで病棟へ向かいました。

病棟に来ると、今までご機嫌だった次男の顔が急に曇りました。

たぶん、前回の入院の事を覚えていて、何かをされると思ったのでしょう。

しばらくして、次回受けるフォンタン手術の説明に呼ばれると、次男は、途端に大泣き。

MRI検査の為、眠る薬を入れたんですが、全く効果なし。
自分たちが手術説明を途中で中断して、処置室に向かうまで、ずっと泣きっぱなしだったみたいです。
いつもなら、直ぐにウトウトするんですが、余程前回の記憶が色濃く残っているんでしょうね。

麻酔をかけてから数秒で眠りにつき、MRI検査に向かいました。

検査から戻ってきて、再び手術説明を聞きました。
で、手術説明の話。


今回のフォンタン手術は、下大静脈(下半身から戻ってくる血管)を心臓の手前で切って、人工血管を用いて、肺動脈に繋げる手術。
これで、前回のグレン手術と合わせて、静脈の血液はすべて肺へ送られる為、サチュレーション(血液中の酸素飽和度)は、100%まではいかないが、90%台になりチアノーゼ(低酸素)はなくなるそうです。

そして、手術後の静脈圧が20mmHg以上だと、肺が耐えられなくなる為、開窓術と言って、人工血管に小さな穴を開けて、右心房へ繋げて静脈圧を下げる処置をするそうです。
その場合、静脈すべての血液が肺へいかない為、チアノーゼは残ってしまうのだとか。

それから、右心室からノーウッドの時に形成した大動脈(全身へ血液を流す血管)の間にある大動脈弁が、大動脈の肥大により開いてしまっている場合(逆流が起きている状態)、大動脈にバンドをして少し絞る処置をするそうです。

あとは、合併症のお話も。
毎度ながら、この話を聞くと心配になってしまいます。

今回の手術では、人工心肺の使用はあるものの、心臓の外側で行う為、心停止はなし。
人工血管の太さ(実際は、手術中に決定)は、16か18mmを使用するであろうとの事。
個人差はあるが、だいたい、この太さで体重が30kgぐらいまで。
稀に、50kgぐらいまで保つ人もいるらしいです。

そして、今回の術後管理で、水分と食事の制限が厳しい為、次男にとっては試練の日々が続くでしょう。
入院期間は、最短で2週間ぐらいになるそう。

今回、手術日を聞けると思っていましたが、まだ決まってないのだとか。
たぶん、8月は無理そうで、9月頃になりそうと言う事でした。

そして、手術の説明を終え、病棟に戻ると、次男はビデオを見ていました。
着替えて、お茶と果汁を飲んで、帰れるとホッとしたのか、ご機嫌ちゃんになり退院しました


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