ノーウッド手術の説明

もりぞー

2014年02月03日 01:22

昨日より、発熱と顔の一部が赤くなっていた次男くん。

今日も病院へ出掛けようとした瞬間、主治医の先生より電話が…。
まさか…と思いビックリしました。

内容は、動脈管を開く薬の影響で、昨夜発熱した事。
そして、これまた薬の影響で、呼吸がし辛くなり、呼吸数が下がってしまう事もある事から、人工呼吸器を取り付け、現在は安定しているとの事。
また、もしかしたら手術の日が早まるかもしれないという事で、4日に予定していた手術説明を今日、行ないたいという内容でした。

病院に着き、次男と少し面会し、手術の説明を受けました。

今回のノーウッド手術は、今まで命綱だった動脈管を取り除き、肺及び全身への血流を確保するというもの。
まず、動脈管を切除して、肺動脈の切除された所をキレイに平にする。
次に、右心室から出ている肺動脈と大動脈を結合して、これを新たに大動脈として使用し全身への血流を確保する。
これだけでは、肺への血流路がない為、大動脈の先の脳へ行っている無名動脈と呼ばれる所から、人工血管(シャント)で肺動脈と繋ぎ、肺血流路を確保する。

これで、動脈管がなくても血流路を確保できる事になります。
つまり、動脈管を開く薬の注入は要らなくなるのです。

ただ、これだけでは全身から戻ってきた血液と肺から戻ってきた血液が混ざり合って全身へ流れる為、チアノーゼ(血球中の酸素濃度が低く、皮膚の色が悪い状態)が出ます。
元々、チアノーゼで産まれてきた子供は、多少酸素濃度が低くても、問題なしとの事。
それを改善する為、この次のグレン手術と、さらにその次のフォンタン手術があります。
県立こども病院では、グレン手術が生後6ヶ月あたり、フォンタン手術が1歳ぐらいとの事です。

術後、合併症を引き起こしたり、血流のバランスがとれていなく人工血管の調整が必要になる場合などがある為、すぐに処置できるよう胸は開いたまま出てくるそうです。
場合によっては、人工心肺もつけたままの時も…。
状態が安定したら、胸を閉じるそうです。

とりあえず、手術の説明はここまで。

再び、次男と面会。
熱は下がっていて、昨日から出ていた顔や体の一部が赤くなる件は、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてなっていたそうです。
これは、発達中の乳児には、良くある事で問題なし。

血液検査の結果、軽い貧血だったので、手術前という事もあり輸血と念の為、脳のCT検査して異常なしとの事。

あと、人工呼吸器も入れているので、痛み止めの為、軽い麻酔もしていました。
人工呼吸器はしていますが、状態としては悪くはないそうです。
ひとまず、ホッとしました。

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