2016年03月14日

手術説明

今日、明日の手術の説明を受けに行って来ました。
説明を聞いてみて、今回の手術は、思っていた以上に、大変な手術になりそうです。

今回の手術は、3つの手術があり、フォンタンよりも他の2つの方がメインになります。

1つ目は、左肺動脈形成術。
これは、細くなっている左肺動脈を太くする手術。
次男の場合、太くなった大動脈に圧迫され、左肺動脈の全体に渡って、細くなっているようで、直径は3〜4㎜程しかないそうです。(通常、10㎜程はあるそうです。)

手術の方法としては、左肺動脈を肺動脈に沿って切開して肺動脈を開き、開いた所にパッチを当てて、太くするそうです。
パッチとして使用するものは、自己の心膜か人工のシートのどちらかを使うそうですが、どちらを使うかは、手術中に決定するとの事。
出来れば心膜を使った方が、自分の組織である為、これから肺動脈が成長する事が出来るそうですが、心膜が癒着により硬くなっている事もあるので、その場合は人工のシートを使用するとの事です。

そして、2つ目は上行大動脈縫縮。
これは、太くなったノーウッド時再建した大動脈を細くする手術。
これが、今回の一番のメインであり、一番の難問です。

手術の方法としては、太くなっている大動脈を上下に切り離し、大動脈を細く縫い合わせ、余裕を持たせるために、切り離した部分に、長さ10㎜程の人工血管(直径22㎜)入れるか、大動脈を細くした際に切ったものを入れ、長さを延長して繋ぎ合わせるそうです。
どちらの方法を取るかは、これも手術中に決定するとの事。

そして、この手術をするにあたり、大動脈を遮断し、人工心肺のチューブを指す(大動脈の30㎜程の間に)と、大動脈の縫しろが無くなってしまう為、心停止、及びチューブを脳へ行く血管に挿し、脳への循環のみとし、体を低体温にし、体への血液の循環を停止する方法を取るそうです。

心停止の時間と、体の循環停止の時間にも制限があり、様々なリスクがある事を聞き、ショックと共に、いろんな事を考えたら、涙が溢れてきました。

3つ目は、フォンタン手術。
下大静脈(下半身から戻ってくる血管)を、肺動脈へ直接繋げる手術。
繋げる際、心臓の外側を通す方法と、心臓の内側(心臓の中)を通す2通りの方法があるそうですが、恐らく外側を通す方法でいけるでしょうとの事。

フォンタンは、上の2つの手術時間と、次男の体力を考慮して、後日の手術になる可能性があるそうです。

今回の手術のリスクは、5〜10%。
通常のリスクは、2〜3%。
通常よりは高めで、明日はとても長い1日になりそうです。
先生を信じ、次男を信じるしかないですね。

手術説明が終わり、次男に会いに行くと、寝ていたと思っていたら、目をパッと開けて、ニコニコ笑顔

それから、寝るまでの時間、ずーっとプレイルームで遊び、食事してまた遊びを繰り返していました

明日は、みんなで頑張ってきます。


同じカテゴリー(次男の成長日記)の記事
カテーテル検査(8歳)
カテーテル検査(8歳)(2022-04-06 22:21)

循環器科 外来
循環器科 外来(2019-04-24 22:35)

幼稚園入園
幼稚園入園(2017-04-28 18:59)


上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
手術説明
    コメント(0)